奇跡の会議

#3 全体最適の理解

中村部長「さあ、今回も配属に関して、いい議論を交わそう! 前回の会議は、みんなの意見が聞けて本当に良かったよ。正直、みんながあんなに意見を言えることに感動した」

井上CSTL(心の声)中村部長大げさだなー(笑) でも、確かに折角の会議なんだから皆で本音で言い合えたほうがいいかも・・
中村部長「ただ、最後までは決めきれなかった。そこでだ、いつまでもこの議論でズルズルできないので、今日は最後まで、決め切ることにしたい。会議の時間は30分。そこでいろんな意見を出し合って、最終的に決めよう」

頷く一同



山下マーケTL「ただ、もし決まらなかったらどうしますか?」

中村部長「いや、今日で決めるということを、ここで決めておこう。もしも複数のアイデアが残った時には、誰かを最終決定者として決めて、その人が決めることにしたい」

田中営業第一TL「なるほど。で、最終決定者は誰にします?」

中村部長「みんなはどう思う?」

小林営業第二TL「私は部長に決めていただければと思います」
井上CSTL「そうですね、状況が一番よくわかっているし」
山下マーケTL「僕も、それが一番納得性があると思います」
※みんな頷く。

中村部長「よし、じゃあ、結論が出なかった時は、私が最終決定者になるよ。それから、今回はもう一つみんなに頼みがある」

木村プロダクトTL「頼み? なんですか?」

中村部長「前回、それぞれのチームの立場で、とてもいい意見を出してもらったが、今回は、自分が事業部の部長や社長になったつもりで、会社や事業部全体の戦略として配属を考えてほしい。」

田中営業第一TL「自分が事業部部長や社長ですか?」

中村部長「2人の配置はもちろんだけど、それと同時に、それをきっかけに、どうやったら事業部全体が良くなるかも考えてアイデアを出してほしい。どうかな?」

頷く一同



木村プロダクトTL(心の声)部長や社長の視点って・・・。そんなこと意味あるのかな。でも、その考え方は今までしたことなかったから、やるだけやってみるか。

中村部長「では、この間と同じ順番で行こう」

田中営業第一TL「はい。僕からですね。僕は、先週の最後に行った通り、営業第2に1人とCSに1人です。新人の育成は、正直営業第2の力を借りた方がいいと思いました。それに、解約率を下げるためにCSのクレーム対応を強化するべきだろうと」

小林営業第二TL(心の声)わあ、田中さん、こっちに譲ってくれるんだ。今までは、自分たちのチームのことばかりだったのに。

<第3話冒頭抜粋>